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「八重歯がチャームポイント」はもう古い?八重歯はマウスピース矯正で治せる!

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「八重歯がかわいい」という人もいますが、本人にとっては悩みの種であることも…。

実際、八重歯がかわいいという価値観は世界的に見ると少数派で、国によっては不吉なものとされている場合もあります。

そのため八重歯を治したい!という人は少なくありませんが、マウスピース矯正による八重歯の治療とは、どのようなものなのでしょうか?

八重歯を気にしている人は実は多い

「八重歯がかわいい」「チャームポイントだね」など、周囲の人はかわいいと受け止めることの多い八重歯ですが、本人にとってはコンプレックスとなり、人前で笑うと八重歯が見えてしまうので嫌だという人もいます。そんな八重歯は、どうしてできるのでしょうか。

八重歯とは

八重歯は、犬歯が歯列に収まり切らずに、上からほかの歯に被さるようにして生えている状態を言います。犬歯は他の人からも見えやすく、周囲の人が「かわいい」と言っても、本人にとっては悩みの種となっていることもあります。

八重歯のできる原因

八重歯は、永久歯へ生え替わる際、歯の大きさと顎の大きさのつり合いが取れずに生えるスペースがなかった犬歯が被さって生えてきてしまうことが原因で発生します。顎の大きさや歯の大きさは遺伝的な要因もあるため、家族や親族に八重歯のある人がいると八重歯になりやすい傾向があります。

歯の生え替わりのタイミングも原因の一つで、乳歯が抜けた後、永久歯の犬歯が生えてくるまでに間があると、先に生えてきたほかの永久歯でスペースを占領されてしまい、行き場のなくなった犬歯が八重歯として生えてくることがあります。

八重歯があることでのデメリット

八重歯がチャームポイントという声も聞きますが、八重歯を気にしている人は実は多くいます。

八重歯が変に思われるのではという不安から、人前で話すことが苦手、口を開けて笑うことが嫌など、周囲が思う以上に本人はコンプレックスに感じていることが多いようです。

口数が少ない、笑顔がないなどはマイナスイメージになってしまうことも多く、対人関係で何かと損をすることが多くなりがちです。本当は明るい性格なのに、八重歯を気にして消極的になってしまったり、口元が見えないような笑顔しかできず不自然な笑い方になってしまったりと、本来とは違う印象を周囲に与えることになってしまいます。

また、口腔環境にも悪影響が出ることがあります。八重歯があることで歯磨きのときに磨き残しが多くなってしまい、食べかすや歯垢が溜まり、虫歯や歯周病、口臭の原因になることもあります。

八重歯の矯正方法について

コンプレックスである八重歯を治したいと思ったときに、どのような方法があるのか知っていますか?八重歯を治すためには、複数方法がありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。

抜歯

八重歯を抜いてしまう方法です。抜歯の場合、一見、矯正のように時間もかからず費用も少なく済むため手軽に感じられますが、八重歯を抜歯することはあまりお勧めできません。

八重歯である犬歯は、非常に根が深く最も寿命の長い歯です。八重歯(犬歯)を抜くことで噛み合わせのバランスや顔貌(顔つき)が崩れてしまうリスクがあるため、八重歯(犬歯)の状態がよほど悪い場合を除いて通常抜歯することはありません。

ただし、以下の場合は八重歯(犬歯)の抜歯をします。

  • 歯根が割れている場合
  • 周囲の歯よりも状態が悪く寿命が短いと判断できる場合
  • 歯科医師が審美的に必要と判断した場合

表側矯正(ワイヤー矯正)

歯の表面にブラケットと呼ばれる3〜5mmほどの装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯に圧力をかけて動かすことで歯列を整える矯正方法です。

目立つけれど比較的安価な金属のブラケットとワイヤーを使う方法以外に、見た目を気にされる方に人気のプラスチックやセラミックでできた白色や透明のブラケットにホワイトワイヤーを通す目立たない方法もあります。

歯の表側に装着するため、口腔内の粘膜と装置の突起している部分が擦れて口内炎を生じたり痛みを感じることがありますが、矯正装置が24時間常に装着された状態になるため一度つけてしまえば、調整のための通院のみで最後まで歯科医師に任せて治療ができます。

裏側矯正(ワイヤー矯正)

歯の裏側(舌側)の表面にブラケットを装着して、そこにワイヤーを通して行う矯正方法です。

使用する装置の素材や歯を動かす原理は表側矯正と同じですが、歯の裏側は表側と比べて構造が複雑なため、矯正装置の作製に高い技術を要します。そのため、表側矯正より約1.5倍ほど価格が高くなっています。

また、舌側に装置がついているため、矯正開始後は慣れるまで喋りづらく感じます。しかし、表側から全く装置が見えないため、他人からは矯正していることが分かりません。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、カスタムメイドの透明なマウスピースを歯全体に被せ、歯列を矯正する方法です。歯全体に力がかかるので、ワイヤー矯正と比べて痛みや違和感が少ないと言われています。

また、装置が透明なため周囲に矯正していることに気付かれにくいというメリットがあります。

マウスピースは自分で取り外すことも可能で、食事や歯磨きの時に取り外して、普段通りの食事や歯磨きをすることができます。ただしその便利さとは裏腹に、1日約20時間以上装着しなくては満足のいく効果が得られなかったり治療が長引く恐れがあるため、装着時間の自己管理が必須となります。

抜歯矯正する場合も

八重歯の原因は歯が生えるスペースが足りてないことが多いため、上記のいずれの矯正方法においても歯を綺麗に並べるスペースを確保するために、症例によっては歯科医師の判断で抜歯をしてから矯正する場合があります。抜歯する場合、通常は親しらずや小臼歯を抜歯します。

小臼歯は役割が限られている上、左右に2本ずつ同じ形で生えているため、抜歯する歯として最も適していると考えられています。

八重歯はマウスピース矯正で治せる?

コンプレックスとなる八重歯。できれば周囲の人に知られずに治したいですよね周囲に気付かれることなく八重歯を矯正するには、マウスピース矯正がおすすめです。

マウスピース矯正には、インビザラインをはじめキレイラインやhanaravi(ハナラビ)、クリアコレクト等さまざまな種類がありますが、いずれも叢生(八重歯)は適応症例になっています。

裏側矯正も、表面的には見えず周囲に矯正していることが分かりませんが、矯正費用がマウスピース矯正よりも比較的高価な事に加えて、口腔内の違和感も強いことを踏まえますと、マウスピース矯正の方が挑戦しやすいと言えます。

歯列矯正は長い期間を要します。できるだけ日常生活でストレスの少ない矯正方法を選択することが、矯正治療を続けていく上で大切になります。マウスピース矯正は、装着時間の自己管理が必須な一方で、違和感も少なく食事や歯磨きのときや、記念写真を撮るなどどうしても外したいというときには取り外すことができます。

そのため、数ある矯正方法の中で比較的ストレスの少ない矯正方法です。もちろん顎などの骨格の状態も関係してくるため、希望通りの矯正方法ができないこともありますが、まずは歯科医師としっかり相談し、自分の症例にとって一番いい方法を選択してください。

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